11日から始まった政府の観光需要の喚起策「全国旅行支援」で、全国およそ5100のホテルや旅館の予約を管理するシステムに予約の処理が集中し、予約情報が処理できない状態が続いているということです。
この予約管理システムは、IT企業の「シーナッツ」が運営する「TL−リンカーン」で、旅行会社などのサイトからの予約の処理を行っています。
予約の処理が集中した影響で、11日の受け付け当日から一部の宿泊施設などの予約情報が処理できない状態が続いているということです。
この予約管理システムを利用しているホテルや旅館は、全国でおよそ5100施設あり、宿泊施設に対し、予約ができたことを示す通知が伝わらないトラブルが起きていて、宿泊施設側が手作業などで確認する対応を取っているということです。
会社によりますと、午前11時時点で解消の見通しはたっておらず、復旧を急いでいるとしています。
システムを運営する「シーナッツ」は、「多大なるご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB