13日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、アメリカのインフレへの懸念から一時、500ドルを超える値下がりとなりましたが、その後、買い戻され、800ドルを超える値上がりで取り引きを終えました。
13日のニューヨーク株式市場は13日、発表されたアメリカの先月の消費者物価指数の伸びが市場の予想を上回ったことで利上げのペースが速まり、景気が減速することへの懸念から売り注文が膨らみました。
このため、ダウ平均株価は一時、500ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
その後、市場で警戒されていたイギリスの財政悪化について、懸念が和らいだことなどを手がかりに一転して割安な株式を買い戻す動きが強まり、ダウ平均株価の終値は前日に比べて827ドル87セント高い3万38ドル72セントで取り引きを終えました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.2%の大幅な上昇となりました。
市場関係者は「いったん買い戻しの動きが強まったが、物価の高止まりと大幅な利上げ継続への懸念は根強く、株価の下落傾向に歯止めがかかるかどうかは不透明だ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB