コンビニ大手3社のことし8月までの半年間の決算は、いずれも国内事業で増収増益となり、コロナ禍からの経済活動の再開が後押ししました。
国内コンビニ事業のチェーン全店の売り上げは、セブン‐イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンのいずれも前の年の同じ時期に比べおよそ3%増加しました。
また、本業のもうけを示す利益は、
▽セブン‐イレブンが2.9%、
▽ファミリーマートが0.1%、
▽ローソンが13.1%、
それぞれ前の年を上回りました。
一方、新型コロナの感染拡大前にあたる2019年の同じ時期と比べても、売り上げは3社ともほぼ回復しました。
ただ、利益については、エネルギー価格の高騰で店舗の光熱費などが増加し、3社ともコロナ禍前を下回る水準となっています。
今後の消費動向について、ローソンの竹増貞信社長は今月6日にオンラインで開いた決算会見で、「値上げの影響がどこまで大きくなってくるのか注意深く見ていかないといけない。安易な値上げは、お客様に受け入れられず、より企業側の努力と付加価値が求められる」と述べました。
-- NHK NEWS WEB