14日のニューヨーク株式市場は、消費者のインフレ予想が市場の予想を上回ったことで大幅な利上げによる景気減速への懸念が強まって売り注文が増え、ダウ平均株価は400ドルを超える値下がりとなりました。
14日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日と比べて403ドル89セント安い、2万9634ドル83セントでした。
14日に発表されたアメリカの消費者のインフレ予想に関する指標が市場の予想を上回り、この先も高い水準のインフレが続くと見ていることが示されたことで中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が大幅な利上げを進めて景気が減速することへの懸念が強まりました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は3%の大幅な下落となり、ことしの最安値を更新しました。
市場関係者は「大幅な利上げ観測でアメリカの長期金利が上昇したことも株価の下落につながった。これから発表が本格化する企業の決算で示される業績に関心が集まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB