先月、SNSで自殺願望をほのめかしていた横浜市の女子中学生が遺体で見つかり、警察は生徒を車で相模原市内の山中に連れて行き、自殺をほう助したとしてさいたま市の会社員を逮捕しました。
捜査関係者によりますと「生徒から言われた場所に車で連れて行き降ろした」などと供述しているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
先月中旬、横浜市に住む女子中学生の行方が分からなくなり、捜査を始めた警察が相模原市内の山中の川を捜索した結果、先月末、生徒が遺体で見つかりました。
現場の状況などから自殺とみられています。
警察が捜査を進めた結果、生徒とSNSで知り合い、亡くなる前に一緒に行動していた、さいたま市緑区の会社員 野崎祐也容疑者(28)が、生徒を相模原市内の山中まで車で連れて行き自殺をほう助した疑いがあることがわかり、17日、逮捕しました。
野崎容疑者は、SNSで自殺願望をほのめかす内容の書き込みをしていた生徒と接触したとみられ、生徒を連れ回した未成年者誘拐の容疑でも逮捕されていました。
捜査関係者によりますと、容疑を認めたうえで、これまでの調べに対し、「生徒には自殺願望があり、言われた場所に車で連れて行って降ろした」などと供述しているということです。
警察は、容疑者が生徒とSNSでどのようなやりとりをしていたのかなど、詳しいいきさつを調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB