先月、SNSで自殺願望をほのめかしていた横浜市の女子中学生が遺体で見つかり、警察は生徒を山中に連れて行き、自殺をほう助したとしてさいたま市の会社員を逮捕しました。捜査関係者によりますと、SNS上で生徒の書き込みを見つけて、みずから接触を図ったとみられていて、警察が詳しいいきさつを調べています。
先月中旬、横浜市に住む女子中学生の行方が分からなくなり、捜査を始めた警察が相模原市内の山中の川を捜索した結果、29日、生徒の遺体が見つかりました。
現場の状況などから自殺とみられています。
警察が捜査を進めた結果、生徒とSNSで知り合ったさいたま市緑区の会社員野崎祐也容疑者(28)が先月23日、生徒を相模原市内の山中まで車で連れていき自殺をほう助した疑いがあることがわかり、17日逮捕しました。
捜査関係者によりますと容疑を認めたうえで、「生徒には自殺願望があり、先月23日、言われた場所に車で連れて行って降ろした」などと供述しているということです。
また、これまでの調べで、野崎容疑者はSNS上で自殺願望をほのめかす生徒の書き込みを見つけ、みずから接触を図ったとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。
警察はSNSでのやり取りを分析するなどして、詳しいいきさつを調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB