週明け17日のニューヨーク株式市場はアメリカの金融大手の業績が市場の予想を上回ったことを手がかりに企業業績の先行きへの期待感から買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は500ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
17日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は先週末に比べて550ドル99セント高い3万185ドル82セントでした。
この日、発表されたアメリカの金融大手の決算で業績が市場の予想を上回ったことを手がかりに企業業績の先行きへの期待感から買い注文が膨らみました。
この日、イギリスでトラス政権が打ち出した大型減税策のほぼすべてが撤回されると発表され、財政悪化への懸念が和らいでイギリス国債や通貨ポンドが買い戻されたことも投資家の間で安心材料となり、株価上昇につながりました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も3.4%の大幅な上昇となりました。
市場関係者は「アメリカの記録的なインフレと大幅な利上げの継続が企業の業績にどこまで影響するかに関心が集まっていて、当面、企業業績が株価の動向を左右しそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB