東京 台東区の自宅マンションの部屋に母親とみられる高齢の女性の遺体を遺棄した疑いで54歳の容疑者が警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、東京 台東区の無職、福島昭則容疑者(54)で、自宅マンションの部屋に高齢の女性の遺体を遺棄した疑いが持たれています。
警視庁によりますと今月14日、マンションの強制退去の手続きのため裁判所の執行官が部屋を訪れたことで発覚したもので、司法解剖の結果、遺体は死後3か月から1年ほどが経過し、外傷などはなかったということです。
容疑者はおよそ4年前から母親と2人で暮らしていたということで、警視庁は遺体は同居していた母親とみて調べています。
調べに対して容疑を認め、「母親の遺体を放置したことに間違いない。数か月前から部屋から生活音がしなくなり、死んだことは分かったが、直視するのが怖くて漫画喫茶などを転々としていた」と供述しているということです。
警視庁は遺体の身元の確認を進めるとともに、母親の年金が引き出されていたことから、詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB