テレビ朝日の情報番組で、事実に基づかない発言を行ったとして、出勤停止10日の懲戒処分を受けた自社の社員でコメンテーターの玉川徹氏が、19日朝の番組に出演し、改めて謝罪したうえで、今後はみずから取材し、報告する形で番組に関わっていくことを明らかにしました。
玉川氏は先月28日、テレビ朝日の朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」で、安倍元総理大臣の国葬で菅前総理大臣が読み上げた追悼の辞について「当然、これは電通が入っていますからね」などと発言し、会社は「事実に基づかない発言だ」として、今月5日から出勤停止10日の懲戒処分としていました。
玉川氏は19日朝、処分後初めて番組に出演し、「私の事実誤認のコメントによりご迷惑をおかけした電通、および菅前総理大臣に対して改めておわび申し上げます」と謝罪をしました。
そのうえで「これからは、現場に足を運び取材をし、事実確認して番組で報告する」と述べました。
これについてテレビ朝日は、玉川氏は番組を降板せず、コメンテーターの肩書も変わらないとしています。
-- NHK NEWS WEB