横浜市の女子中学生の自殺をほう助したとして、逮捕されたさいたま市の会社員が、警察の調べに対し「SNSの複数のアカウントを使って、自殺願望がある人を募る投稿をしていた」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。
警察は悩みを抱える女性に、SNS上で接触を図っていたとみて調べています。
先月、横浜市に住む女子中学生の行方が分からなくなり、相模原市内の山中の川で遺体が見つかった事件では、生徒を現場近くまで車で連れて行き、自殺をほう助した疑いで、さいたま市緑区の会社員 野崎祐也容疑者(28)が逮捕され、19日、検察庁に送られました。
調べに対し、「生徒を車で連れて行って降ろした」などと容疑を認めているということです。
捜査関係者によりますと、容疑者はSNS上で自殺願望をほのめかす生徒の書き込みを見て、みずから接触を図ったとみられています。
また、その後の調べで容疑者が、「SNSの複数のアカウントを使い分けながら自殺願望がある人を募る内容の投稿をしていた」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。
さらに、こうした投稿をする中で、「SNSのアカウントが繰り返し凍結されていた」などとも供述しているということです。
警察は、SNSを通じて悩みを抱える女性に接触を図っていたとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB