資源の再利用など循環経済の重要性が高まる中、大手商社の間では、プラスチックのリサイクル工場を新たに稼働させるなど取り組みが広がっています。
このうち、豊田通商は、廃棄物の処理に携わる企業などと連携し、今月11日、静岡県御前崎市でプラスチックのリサイクル工場の稼働を開始しました。
自動車などに由来するプラスチックは材質ごとの選別が困難なため、焼却処理されていますが、新たな工場では、特殊な液体を使って、材質が異なるプラスチックを選別する技術などを導入し、リサイクルが可能になったとしています。
工場では年間でおよそ4万トンの廃プラスチックを受け入れ、自動車部品などの原材料向けにおよそ3.2万トンの再生プラスチックを生産することを目指しています。
-- NHK NEWS WEB