埼玉県加須市にある県立の特別支援学校で18日、中学部の生徒がスクールバスで登校した際、バスの中に30分ほど取り残されていたことが分かりました。生徒の体調に異変はなかったということですが、県の教育委員会は「安全管理が叫ばれる中、本当に申し訳なく思っています」と謝罪しました。
埼玉県教育委員会によりますと、加須市にある県立の騎西特別支援学校で、18日午前9時ごろ、スクールバスを使って登校する中学部の生徒が教室にいないことに担任が気付きました。
スクールバスは、営業所に戻るためにすでに出発していたため、学校側が運転手の会社に連絡してバスの中を確認してもらったところ、寝ていた生徒を見つけたということです。
生徒がバスに取り残されていたのは30分ほどで、体調に異変はなかったということです。
県内の特別支援学校では、スクールバスで生徒が乗り降りする際には、委託を受けたバス会社側が名簿を使ってチェックし、教員に子どもを受け渡すことになっていますが、いずれも徹底されていなかったということです。
-- NHK NEWS WEB