アメリカの電気自動車メーカー、テスラの9月までの3か月間の決算は、原材料価格の高騰を受けて値上げをした結果、売り上げが過去最高を更新しました。
テスラは、19日、ことし7月から先月までの3か月間の決算を発表しました。
それによりますと、売り上げは、前の年の同じ時期の1.5倍にあたる214億5400万ドル、日本円にしておよそ3兆2000億円で、過去最高を更新しました。
また最終的な利益も前の年の同じ時期の2倍にあたる32億9200万ドル、日本円にしておよそ4900億円で、増収増益となりました。
これは原材料価格の高騰を受けて販売価格を値上げしたためで、世界全体の販売台数は、34万3830台と1.4倍余りの増加となっています。
ただ、景気減速への懸念が強まる中、アメリカメディアは、販売価格の上昇や、中国の電気自動車メーカーとの競争が激しくなることでテスラの電気自動車への需要が弱まるのではないかという投資家の見方を伝えていて、今後も好調な業績を維持できるかは不透明な情勢になっています。
-- NHK NEWS WEB