21日のニューヨーク株式市場は、ことし12月以降のアメリカの利上げ幅が縮小する可能性があると伝わったことなどから、景気減速懸念が和らいで買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は700ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
21日のニューヨーク株式市場は、アメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルが、ことし12月以降のアメリカの利上げ幅が縮小する可能性があると伝えたことなどから、利上げによる景気減速懸念が和らいで買い注文が膨らみました。
ダウ平均株価の終値は前日に比べて748ドル97セント高い、3万1082ドル56セントと大幅な値上がりとなりました。IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.3%の大幅な上昇でした。
市場関係者は「この日、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会の幹部が、利上げのペースを緩める議論を始める時期だと発言したと伝えられたことも安心材料となって、株価の上昇につながった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB