年金受給者などが山口市で集会を開き、物価の上昇に見合った年金の引き上げや最低保障年金制度の創設を訴えました。
「年金一揆」と名付けられた集会は、全日本年金者組合山口県本部が開いたもので、山口市の会場にはおよそ50人が集まりました。
はじめに、藤永佳久執行委員長が「物価が上がる一方で年金は下がる、こんな理不尽なことはない。怒りが全国に広がっている。私たち年金者組合の存在と取り組みを広く知ってもらいましょう」とあいさつしました。
続いて、今の年金制度などについて意見が交わされ、物価の高騰に見合った年金の引き上げや、最低保障年金制度の創設などを国に求めていくことなどを申し合わせました。
このあと参加者たちは街頭に出て、高齢者も若者も安心して暮らせる年金制度を実現するべきだと訴えていました。
参加した60代の女性は「この集会の中で私は若い方だが、先輩方が本気になって怒りをぶつけていて励まされた。一生懸命、頑張ろうと思う」と話していました。
-- NHK NEWS WEB