週明けの24日の東京株式市場はアメリカ経済の減速懸念がいくぶん和らいで、日経平均株価は一時、400円以上値上がりしましたが、その後は中国の政治や経済の先行きへの不透明感から値上がり幅は縮小しました。
24日の東京株式市場はアメリカの利上げ幅が縮小するという観測をきっかけに先週末のニューヨーク市場で株価が上昇したことを受けて買い注文が広がり、日経平均株価は一時、400円以上値上がりしました。
ただ、その後は中国の政治や経済の先行きへの不透明感から売り注文も出て、上げ幅は縮小しました。
▽日経平均株価、24日の終値は先週末より84円32銭高い、2万6974円90銭。
▽東証株価指数=トピックスは、5.21上がって1887.19。
▽1日の出来高は10億3097万株でした。
市場関係者は「中国の新指導部が発足したが、香港市場では一時、代表的な株価指数が6%以上値下がりし、東京市場でも中国の新指導部が『ゼロコロナ』政策を続けるとの見方から、デパートや鉄道などのインバウンド関連の銘柄が売られた。一方、市場関係者の間では、急速な円安など為替の動向が今後、発表が本格化する日本企業の業績に及ぼす影響にも注目が集まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB