大手ビールメーカーのアサヒグループホールディングスは、子会社が販売している清涼飲料の一部に、微生物の大腸菌群が混入したとして、同じ工場で製造された4000本余りを自主回収すると発表しました。
自主回収するのは、アサヒグループホールディングスの子会社、エルビーが販売している清涼飲料、「毎日の朝バナナオレ」の1リットルの紙パックのうち、賞味期限が2016年12月4日の商品です。
会社側によりますと、この商品は委託先の工場で今月19日に製造されましたが、製造の5日後に行われた検査で、微生物の大腸菌群が検出されたということです。
その後の調べで、工場の製造設備の一部が壊れていたことがわかり、会社ではこの工場で同じ日に製造され、沖縄県を除く西日本のスーパーなどで販売された4020本を自主回収することを決めました。
今のところ、健康被害の連絡はないということですが、商品を着払いで返品した場合、代金の相当分のプリペイドカードを送るということです。
問い合わせ先は、エルビーのお客様相談室で、電話番号は0120ー479277。受付は午前9時から午後5時までです。
アサヒグループホールディングスは「多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。再発防止策を徹底し、品質管理の向上に努めて参ります」と話しています。
-- NHK NEWS WEB