EV=電気自動車に使う充電スタンドのシェアリングサービスが新たに始まることになりました。充電スタンドのオーナーとEVのドライバーがスマートフォンのアプリでつながり、利便性を高めるのがねらいです。
このサービスはパナソニックがアプリを開発し、みずほ銀行が利用料などの決済、損害保険ジャパンが設備の破損などに対する保険業務をそれぞれ担当します。
街なかの駐車場などにEVの充電スタンドを設置しているオーナーと充電できる場所を探すEVのドライバーをアプリでつなぎ、充電スタンドのシェアリングサービスを提供します。
ドライバーは予約と利用料の決済までアプリで行うことができるほか、充電スタンドのオーナーも同じアプリを使って登録することができ、参加を促し利便性を高めるのがねらいだとしています。
オーナーの募集は来月下旬から開始し、来年春にサービスを始める予定です。
会見でパナソニックの玉川篤史さんは「EV社会はいち企業では実現できず、多くの人たちに参加してほしい」と話していました。
政府は2030年までに充電スタンドを今の5倍に増やす目標を掲げていて、石油元売り最大手のENEOSが充電事業の強化を打ち出しているほか、マンション業界でも充電スタンドの設置を増やす動きが相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB