緊張の高まる台湾情勢や核・ミサイル開発を活発化させる北朝鮮など、インド太平洋地域の情勢が厳しさを増す中、日本とアメリカ、それに、EU=ヨーロッパ連合が、サイバー攻撃に備えた合同演習を開きました。
この合同演習は、サイバー空間の安全保障上の脅威に対して、各国の対応力を向上することを目的に、日本とアメリカ、それにEUの情報当局が合同で行いました。
演習は非公開で行われ、ASEAN=東南アジア諸国連合の各国や、インド、それに台湾など、インド太平洋地域の13の国と地域から、政府や電力会社の関係者など、オンラインを中心に40人余りが参加しました。
演習では、発電所などの重要なインフラ施設に見立てた模擬的なシステム環境を使い、特定の設備をターゲットにしたサイバー攻撃を受けるという想定で行われました。
-- NHK NEWS WEB