25日の東京株式市場は、アメリカ経済の減速への懸念がいくぶん和らいで株価は値上がりしました。
アメリカで公表された企業の景況感に関する経済指標が市場の予想を下回ったため、利上げのペースがことし12月以降、緩むのではないかという観測が広がりました。
25日の東京市場ではアメリカ経済の減速への懸念がいくぶん和らいだため、幅広い銘柄に買い注文が広がり、日経平均株価は一時、300円以上値上がりしました。
▽日経平均株価、25日の終値は24日の終値より275円38銭高い、2万7250円28銭。
▽東証株価指数=トピックスは、19.95上がって1907.14。
▽一日の出来高は10億4008万株でした。
市場関係者は「イギリスの新たな首相にスナク元財務相が就任することになり、経済や財政運営の混乱が収束するとの期待も株価の上昇を後押しした。アメリカでは、日本時間の26日以降、巨大IT企業の決算発表が相次ぐが、大幅な利上げによって減速が懸念されるアメリカ経済の先行きを見極めるうえで、注目が集まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB