アメリカの起業家、イーロン・マスク氏によるソーシャルメディア大手、ツイッターの買収が大詰めの段階に入っています。アメリカメディアのブルームバーグは、マスク氏が、買収資金の調達で交渉中の銀行団に対し、28日までに買収を完了すると誓約したと報じました。
アメリカの電気自動車メーカー、テスラのCEOで、起業家のイーロン・マスク氏は、現地の裁判所からの命令を受け今月28日までにソーシャルメディア大手、ツイッターの買収を完了するための手続きを進めています。
これについて、アメリカのブルームバーグは25日、マスク氏が買収資金の調達で交渉中の銀行団と実施したオンライン会議の中で、28日までに買収手続きを完了すると誓約したと報じました。
マスク氏は、総額440億ドルの買収資金のうち、およそ130億ドルを金融機関からの借り入れで賄う方針を示していて、銀行団から資金調達できれば、買収の完了に向けて大きく前進することになります。
買収をめぐっては、マスク氏が企業価値の算定に関わるツイッターの偽のアカウントの数が、会社側の説明より実際には多いとして、ことし7月、一方的に買収の計画を撤回したため、会社側が買収を実行するよう求める訴訟を起こす事態に発展していました。
およそ半年にわたって、う余曲折を繰り返してきたマスク氏によるツイッターの買収は、大詰めの段階に入っています。
-- NHK NEWS WEB