競技として対戦ゲームを行う「eスポーツ」事業に、大手デパートが本格参入することになりました。
大丸松坂屋百貨店を傘下に持つ「J.フロント リテイリング」は、eスポーツのプロチームやイベントの運営を手がける川崎市の会社「XENOZ」を買収します。
来月末にXENOZの株式全体の50%余りを取得し、子会社化することにしていて、買収にかかる金額は10億円弱だということです。
今後は、傘下のデパートや商業施設でeスポーツのイベントを開いたり、練習場をはじめ関連施設の運営を行ったりすることを目指しています。
国内のデパート業界は経営環境が厳しさを増していて、J.フロントとしては、成長が見込める分野に参入し、新たな収益源として育てるとともに、eスポーツに関心のある若い世代との接点を増やし、新たな顧客の獲得につなげるねらいがあります。
-- NHK NEWS WEB