9年前「餃子の王将」を展開する会社の社長が殺害された事件で、警察は殺人などの疑いで逮捕状を取った工藤会系暴力団の幹部が別の事件で服役している福岡県の刑務所に捜査員を派遣しました。28日中に逮捕する方針です。
平成25年12月の早朝、全国で「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」の京都市の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)が拳銃で撃たれて死亡した事件で、警察は27日、福岡県にある特定危険指定暴力団・工藤会系暴力団の56歳の幹部が事件に関わった疑いがあるとして殺人などの疑いで逮捕状を取りました。
この暴力団幹部は、平成20年に福岡市で大手ゼネコン「大林組」の社員などが乗った車に拳銃を発砲する事件を起こしたとして4年前に逮捕されて、現在は福岡刑務所で服役しています。
警察は28日朝から福岡に捜査員を派遣していて、28日中に刑務所内で逮捕する方針です。
これまでの捜査では大東さんや会社との接点は確認されていないということで、警察は何者かに依頼された疑いもあるとみて、逮捕したあと、身柄を京都に移送し本格的に取り調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB