27日のニューヨークの金融市場では円相場が1ドル=146円を挟む水準での取り引きとなったほか、ダウ平均株価はアメリカのGDP=国内総生産の伸び率が市場の予想を上回ったことなどから5営業日連続の値上がりとなりました。
27日のニューヨーク外国為替市場では欧米の利上げのペースが今後、減速するのではないかとの見方からドル売り円買いが進む場面もあったものの、その後、円を売る動きも出て円の売り買いが交錯する展開となりました。
このため円相場は1ドル=146円を挟む水準での取り引きとなっています。
市場関係者は「28日に予定されている日銀の金融政策決定会合の結果の発表や黒田総裁の記者会見の内容を見極めたいとして取り引きに慎重な投資家も多い」と話しています。
また、ニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて194ドル17セント高い3万2033ドル28セントでした。
ダウ平均株価の値上がりは5営業日連続です。
この日、発表されたアメリカのことし7月から9月のGDPの伸び率が3期ぶりのプラスとなり、市場予想を上回ったことなどから景気の先行きへの懸念が和らいで買い注文が出ました。
-- NHK NEWS WEB