国内の主な自動車メーカー8社のことし4月から先月まで半年間の生産台数は、多くのメーカーで去年の同じ時期を上回りました。各社は持ち直しの動きが出ているものの、半導体不足の影響が解消する見通しは立っていないとしています。
自動車メーカー各社が28日に発表した今年度上半期の国内外の生産台数は、
▽トヨタ自動車が448万1600台で、去年の同じ時期と比べて9.8%増え、2年連続で前の年を上回りました。
また、
▽スズキは去年の同じ時期に比べ25.9%増えたほか、
▽SUBARUが24.5%、
▽ダイハツ工業が17.2%、
▽マツダが8%、
▽三菱自動車工業が4.5%、
▽日産自動車が1.6%増えました。
一方、
▽ホンダはモデルチェンジと重なり、買い控えの動きがあったことなどから、去年の同じ時期と比べて6.1%減少しました。
主なメーカー8社の多くで、新型コロナの感染拡大や半導体不足の影響を受けながらも、半導体の部品数が比較的少ない新興国向けの販売が好調だったこともあり、生産に持ち直しの動きが出ています。
ただ各社は、依然として世界的な半導体不足が解消する見通しは立っておらず、生産が今後も順調に回復するかは不透明だとしています。
-- NHK NEWS WEB