28日夜、愛知県豊橋市の交差点でマイクロバスが乗用車に衝突されて横転し、バスに乗っていた男性1人が死亡、12人がけがをした事故で、警察は、乗用車が一方通行の道路を逆走したとしてドライバーを危険運転致死の疑いで逮捕しました。
調べに対し、容疑を一部否認しているということです。
28日午後6時ごろ、愛知県豊橋市野黒町の信号機のない交差点で、マイクロバスが乗用車に衝突されてそのはずみで横転しました。
警察によりますと、この事故でバスに乗っていたインドネシア人の派遣社員、エラン・セピアワンさん(28)が病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。
また、12人がけがをして病院に搬送されましたが、いずれも命に別状はないということです。
警察は、乗用車が一方通行の道路を逆走して交差点に進入し、バスの左側面に衝突したとして、運転していた豊橋市北山町の無職、伴幸子容疑者(51)を危険運転致死の疑いで逮捕しました。
調べに対し「事故を起こしたのは間違いないが、一方通行を逆走したとは気付かなかった」と、容疑を一部否認しているということです。
バスは、人材派遣会社の従業員をそれぞれの派遣先から自宅近くまで送る途中だったということで、警察は当時の詳しい状況をさらに調べています。
現場はJR豊橋駅近くの住宅や会社などが密集する地域です。
-- NHK NEWS WEB