28日のニューヨーク株式市場はITや半導体の大手の業績が市場予想を上回ったことなどから景気の先行きへの懸念が和らぎ、ダウ平均株価は800ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
28日のニューヨーク株式市場は、取り引き開始直後から買い注文が膨らむ展開となり、ダウ平均株価の終値は前日に比べて828ドル52セント高い、3万2861ドル80セントでした。
ダウ平均株価の値上がりは6営業日連続で、この間の上昇幅は2500ドルを超えました。
27日に発表されたIT大手のアップルや半導体大手のインテルの業績が市場予想を上回ったことなどから、景気の先行きへの懸念が和らいで買い注文が膨らみました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.8%の大幅な上昇でした。
市場関係者は「この日、発表された個人消費に関する経済指標が市場の予想を上回ったことも安心材料となって株価の上昇につながった。一方で、アメリカで大幅な利上げが続くと見られる中で、株価の上昇傾向が続くかどうかは不透明だという見方も出ている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB