週明けの31日の東京外国為替市場、アメリカのインフレが根強いという見方を背景に円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は、148円台で取り引きされています。
外国為替市場では28日に発表されたアメリカの個人消費の動向を示す指標が依然として高い水準だったことを受けて、インフレは根強いとの見方が
広がりました。
このため、アメリカの利上げのペースが減速するのではないかという見方が後退し、円を売ってより利回りが見込めるドルを買う動きが強まって、円相場は1ドル=148円台前半で取り引きされています。
市場関係者は「日米の金利差が意識されて、円安が進みやすい展開に加え、国内の輸入企業の間では決済に必要なドルを買う動きも出て、円は値下がりしている。ただ、アメリカの金融政策を決める会合を前に日中は、積極的な取り引きは控えられるのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB