国際線の「冬ダイヤ」は、新型コロナの水際対策の大幅な緩和を受け、日本を発着する旅客便が去年の同じ時期の3倍余りに増えたことが国のまとめで分かりました。
国土交通省によりますと、先月30日から始まった国際線の「冬ダイヤ」では、日本を発着する旅客便は、5日までの1週間で1920往復と、去年の同じ時期と比べ3.2倍に増えています。
航空会社を国や地域別にみますと、
▽日本の航空会社の便はおよそ2倍となったほか、
▽日本と同じように水際対策の緩和が進んだ韓国や台湾の航空会社の便が20倍前後と大幅に回復しています。
日本では、国内線は感染拡大前に近い便数になっているのに対し、国際線は回復が遅れてきましたが、先月11日から入国者数の上限が撤廃され、個人の外国人旅行客の入国も解禁されるなど、水際対策の大幅な緩和を受けて、増加した形です。
ただ、今も厳しい水際対策が続く中国との便が回復していないことなどから、国際線全体の便数はコロナ禍の前と比べると37%にとどまっています。
-- NHK NEWS WEB