4日のニューヨークの金融市場では中国の新型コロナウイルスの感染対策が緩和されるとの観測などを背景に、ダウ平均株価が一時、600ドルを超える大幅な上昇となったほか、円相場が一時、1ドル=146円台半ばまで値上がりしました。
4日のニューヨーク株式市場では
▼この日、発表されたアメリカの10月の雇用統計の内容が想定の範囲内と受け止められたことに加え、
▼中国の「ゼロコロナ」政策のもとでの厳しい感染対策が緩和されるとの観測が広がったことから、世界経済の減速への懸念が和らぎ取り引き開始直後から買い注文が膨らみました。
ダウ平均株価は一時、前日に比べて600ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
ただ、その後は売り注文が増え下落に転じる場面もあり、荒い値動きになっています。
外国為替市場ではドルが人民元などほかの通貨に対して売られ、ドル売り円買いの動きも出たことから、円相場は一時、1ドル=146円台半ばまで値上がりしました。
このほか、原油市場でも中国の感染対策が緩和されれば、経済活動が正常化し原油の需要が高まるとの見方から国際的な原油取り引きの指標となるWTIの先物価格が一時、1バレル=92ドル台まで上昇しました。
-- NHK NEWS WEB