食品スーパー大手、「ライフコーポレーション」の名誉会長で、日本チェーンストア協会の会長を務めた清水信次氏が先月25日、老衰のため亡くなりました。96歳でした。(大正15年・1926年4月18日生まれ)
清水氏は昭和31年(1956年)に今の前身となる会社を設立し、社長に就任してから去年、会長を退いて名誉会長になるまで、60年以上にわたり、経営のトップとして小売りの現場を率いてきました。
この間、昭和36年(1961年)に大阪・豊中市に食品スーパー「ライフ」の1号店を開業し、合併や買収をせずに自前で店舗網を拡大する戦略で業績を拡大させ、一代で、関東や関西を中心におよそ290店を展開する全国有数の食品スーパーに成長させました。
また、清水氏はスーパーなどの業界団体「日本チェーンストア協会」の会長のほか、韓国との交流を深める「日韓協力委員会」の理事長など流通業界を代表する立場として、多くの公職も務めていました。
-- NHK NEWS WEB