働く人1人当たりのことし9月の現金給与総額は去年9月に比べて2.1%増え、9か月連続でプラスとなりましたが、物価の上昇には追いつかず、実質賃金は1.3%減少して6か月連続でマイナスとなりました。
厚生労働省は従業員が5人以上いる全国3万余りの事業所を対象に「毎月勤労統計調査」を行っていて、ことし9月の速報値を公表しました。
それによりますと、基本給や残業代などをあわせた働く人1人当たりのことし9月の現金給与総額は平均で27万5787円となり、去年9月に比べて2.1%増え、9か月連続でプラスとなりました。
パートタイム労働者を除く一般労働者の現金給与総額が2.4%と比較的、高い伸びとなっています。
-- NHK NEWS WEB