国から支給される「持続化給付金」をだまし取ったとして親子など一家を含むグループが逮捕・起訴された事件で、指示役とみられる容疑者がほかにも200万円の給付金をだまし取ったとして再逮捕されました。
警視庁は、グループが合わせておよそ10億円を不正に受給したとみて調べています。
再逮捕されたのは、住居不定の会社役員、谷口光弘容疑者(48)ら2人で、東京 豊島区の会社役員、川谷泰彦容疑者(64)も新たに逮捕されました。
警視庁によりますと、おととし6月、新型コロナウイルスの影響で事業収入が大幅に減ったとするうその申請をして国の持続化給付金200万円をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
谷口容疑者は元妻や息子を含むグループの指示役とみられていて、このグループでは、不正受給に関わったとしてこれまでに5人が起訴されています。
川谷容疑者はグループのメンバーの1人でうその申請の名義人を集める役割だったとみられるということです。
警視庁はグループがこれまでに合わせておよそ10億円を不正に受給したとみて、詳しく調べています。
容疑者の認否については明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB