地球温暖化への影響が指摘されるフロン類などを使ったエアコンの処分を適切に行わなかったとして、東京 町田市の金属スクラップ会社の社長などがフロン排出抑制法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、東京 町田市の金属スクラップ会社「MJ」の社長でイラン国籍の眞下マジド容疑者(56)など合わせて4人です。
警視庁によりますと、ことし4月、エアコンを大型の建設用機械で壊してフロン類を大気中に放出したなどとしてフロン排出抑制法違反の疑いが持たれています。
フロン類が使われている製品を処分する際には、事前に専門の業者に回収してもらう必要があります。
この会社では、フロン類などが回収済みであることを示す証明書の確認をせずに業務用のエアコンを引き取り、建設用機械で解体したうえで金属部分などを転売しようとしたとみられるということです。
調べに対して容疑を認め、「違法であることは分かっていたが、客が来なくなるのをおそれてやってしまった」などと供述しているということです。
-- NHK NEWS WEB