夜間、駐車場に止まっていた会社の同僚の車のブレーキホースを切断し、殺害しようとしたとして、宇都宮市の会社員が殺人未遂の疑いで警察に逮捕されました。調べに対し、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、宇都宮市若草の会社員、後藤一久容疑者(38)です。
警察によりますと、ことし5月末の夜間、宇都宮市内の会社の駐車場で車の下側に付いていたブレーキホースを切断し、持ち主の53歳の男性を殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いが持たれています。
調べに対し「ブレーキホースは切っていない」と容疑を否認しているということです。
車の持ち主は容疑者の同僚で、運転しようとした際にタイヤがパンクしていたことから修理に出したところ、ブレーキホースが切断されていたことが分かり、会社を通じて警察に相談していました。
警察によりますと、ブレーキホースはブレーキオイルで満たされており、ペダルを踏んだ際、ブレーキパッドに圧力を伝えます。
切断されると、オイルが漏れてブレーキをかけた際の圧力が次第に緩くなり、最終的にはほとんど効かなくなるということです。
容疑者はこの車が止めてあった駐車場、防犯カメラの配線を切っていた疑いがあるとして先月、逮捕されています。
-- NHK NEWS WEB