アメリカのブルームバーグは10日、ソーシャルメディア大手、ツイッターを買収したイーロン・マスクCEOが従業員に対し、在宅勤務を認めないと通知したと伝えました。
アメリカのブルームバーグによりますと、ツイッターのイーロン・マスクCEOは9日、買収後、初めて従業員に対するメッセージをメールを通じて発信しました。
この中でマスクCEOは、ツイッターが、新型コロナウイルスの感染拡大以降、従業員に認めてきた在宅勤務について、今後は認めないとしたうえで、最低でも週に40時間のオフィスでの勤務を求めると通知しました。
在宅勤務が認められるのは、上司からの申し出でマスクCEO自身が許可を出した場合に限るとしていて、「ここからの道のりは険しく、成功のために一生懸命働くことが必要だ」と伝えたということです。
ツイッターは、収入源のおよそ90%をインターネット広告が占めますがマスク氏のCEO就任後、広告主の企業が、ネット広告の配信を見合わせる動きが相次いでいて、収入が減少しています。
買収から2週間がたつ中、マスクCEOは、従業員の大規模な解雇に踏み切るなどコスト削減を進めていて、従業員向けのメッセージで経営の立て直しに向けた決意を改めて示した形です。
-- NHK NEWS WEB