14日のニューヨーク外国為替市場では、FRB=連邦準備制度理事会の副議長の、利上げのペースの減速を示唆する発言を手がかりにドル売り円買いの動きが出て、円相場は1ドル=139円台後半での取り引きとなっています。
14日のニューヨーク外国為替市場、円相場は朝方に一時、1ドル=140円台後半まで値下がりしていました。
しかし、その後はFRBのブレイナード副議長が「利上げのペースを落とすことが近いうちに適切になるだろう」などと、利上げのペースの減速を示唆する発言をしたと伝えられたことを手がかりに、ドル売り円買いの動きが出て円相場は1ドル=139円台後半まで値上がりしました。
外国為替市場では先週、発表されたアメリカの消費者物価指数の伸びが市場予想を下回ったことで利上げのペースが落ちるとの見方が広がっています。
市場関係者は「今週は、FRBの高官が発言する機会が多く、アメリカの消費者物価指数や今後の利上げのペースについてどのように発言するかに関心が集まっている」と話しています。
一方、ニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は先週末に比べて211ドル16セント安い3万3536ドル70セントでした。
-- NHK NEWS WEB