物流倉庫などにスタッフを派遣している東京 大田区の人材派遣会社が税務申告を行わず、おととしまでの3年間に消費税およそ4400万円を脱税したとして東京国税局から告発されました。
告発されたのは東京 大田区にある人材派遣会社「レイテック・ジャパン」と中嶋靖浩代表です。
この会社は川崎市など湾岸部にある大型の物流倉庫などに、スタッフを派遣する事業を手がけていますが、関係者によりますと、10年前から税務申告を一切行わない状態が続き、税務署の再三にわたる指導にも応じなかったということです。
東京国税局は、このうち資料などから確認が取れたおととし9月までの3年間について、消費税合わせておよそ4400万円を脱税していたとして、会社と中嶋代表を消費税法違反などの疑いで東京地方検察庁に告発しました。
この会社は長年赤字経営が続いていたということで、脱税で得た資金は社員や派遣スタッフの給与などに充てていたということです。
NHKの取材に対し、会社の代理人の弁護士は「捜査中であり、取材についてはお断りさせていただきます」などと回答しています。
-- NHK NEWS WEB