17日午前、東京 葛飾区にある京成電鉄の京成高砂駅の構内で、回送列車の一部が脱線しました。けが人はいませんでしたが、京成電鉄は事故発生から4時間以上たった今も、一部の区間で運転を見合わせていて、再開のめどは立っていません。
17日午前10時21分、東京 葛飾区にある京成電鉄の京成高砂駅の構内で、8両編成の回送列車の一部が脱線しました。
この列車は、午前10時10分ごろ終点の京成高砂駅に到着して乗客を降ろしたあと、車庫に入ろうとしたところで、8両編成の列車の最後尾の車両が脱線したということです。
乗客は乗っておらず、運転士にもけがはなかったということです。
脱線が起きた場所には、線路を切り替える「ポイント」があり、国土交通省によりますと、脱線した列車の運転士は会社側の聴き取りに対し「列車を車庫に入れる際、誤った番線に入れてしまったため、列車をバックさせた際に分岐器を破損させ、脱線してしまった」と話しているということです。
国土交通省は、京成電鉄に対して事故の原因究明と再発防止を求める指示を出すことにしています。
この事故の影響で京成電鉄京成線と、成田スカイアクセス線は事故から4時間以上たった今も、一部区間で運転を見合わせていて、羽田空港や成田空港へのアクセスにも影響が出ています。
京成電鉄は、脱線した車両を線路に戻す作業を進めていますが、今のところ運転再開のめどは立っていないとしています。
-- NHK NEWS WEB