各種の世論調査で岸田内閣の支持率が下落していることをめぐり、自民党の石破元幹事長は17日夜、フジテレビのBS番組「プライムニュース」で、「何のために内閣をやっているのかという話で、そこがよく見えない」と指摘しました。
この中で、石破元幹事長は「経済政策を評価している人は結構いるが、旧統一教会の対応はあまり評価されていない。なぜ支持率が下がったのかということはきちんと分析すべきだ」と述べました。
そのうえで「竹下元総理大臣は支持率が下がってもやらなければならないと言って消費税を導入し、なぜ必要なのか正面から国民に説明した。何のために内閣をやっているのかという話で、何かをやり遂げるために支持率が下がることはありうるが、今のところそこがよく見えない」と指摘しました。
一方、石破氏は防衛費を増額する場合の財源について、企業は円安の恩恵を受けているとして法人税の税収を充てることが望ましいという認識を示しました。
-- NHK NEWS WEB