新潟県新発田市で女性を相次いで襲ったとして無期懲役が確定している被告が、一連の事件とは別に女性を殺害した罪などに問われた裁判で、新潟地方裁判所は無期懲役の判決を言い渡しました。
喜納尚吾被告(39)は、▽2013年に新潟県新発田市で女性4人を相次いで襲い、このうち1人を死亡させた罪や▽逮捕後に裁判所から逃走した罪などで、無期懲役の判決が確定していました。
その後の服役中に、一連の事件とは別に、2014年、同じ新発田市内で当時20歳の会社員の女性をわいせつ目的で連れ去って殺害した罪などで逮捕・起訴され、あらためて殺人などの罪に問われていました。
これまでの裁判で、検察は「過去に確定した罪を再度処罰することはできないが、刑の重さを判断する際に情状面で考慮することは許される」と主張したうえ「身勝手極まりない無差別的な犯行で、立ち直りは期待できない」として死刑を求刑していました。
一方、被告と弁護士は無罪を主張していました。
18日の判決で新潟地方裁判所は被告に無期懲役の判決を言い渡しました。
-- NHK NEWS WEB