サッカーワールドカップ、カタール大会のネットのライブ配信が見られるとうたって、クレジットカード情報などをだまし取ろうとする日本語の偽サイトが確認されたとして、情報セキュリティーの会社が注意を呼びかけています。
見つかったのは、21日に開幕したサッカーワールドカップ、カタール大会について、インターネットでライブ配信がみられるとうたう偽サイトで、セキュリティー事業を手がけるNTTデータが確認しました。
サイトは日本語で、インターネットのライブ配信で開会式が無料でみられるなどと書かれていますが、実際に見ようとするとアカウントの作成という名目でメールアドレスやクレジットカードの情報を入力するよう誘導されます。
会社が分析したところ、実際にはライブ配信を行う仕組みはなく、情報をだまし取る悪質な偽サイトだとしています。
そして今後も大会期間中に日本の試合などが視聴できるとする偽サイトも出現する可能性が高いとして、アクセスしないよう注意を呼びかけています。
NTTデータのセキュリティアナリストの新井悠さんは「サイバー犯罪者は大規模なスポーツ大会には必ずといっていいほどこのような偽サイトを作って情報を盗もうとしてくる。万が一、情報を入力してしまった場合は警察やカード会社に相談してほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB