アメリカの起業家、イーロン・マスク氏がツイッターを買収してから今月27日で1か月となりました。マスク氏は、アカウントが本人のものだと証明する有料の認証サービスを来月から開始すると明らかにするなど新たな収入源の確保に乗り出そうとしています。
イーロン・マスク氏は先月27日に440億ドル、日本円で6兆円余りでツイッターを買収しました。
その後、大規模な人員削減に乗り出し、アメリカのメディアによりますと今月21日までに解雇や退職によって削減された社員は、全体の6割以上にあたる5000人規模にのぼると伝えられています。
こうした中、マスク氏は、来月2日からアカウントが本人のものだと証明する有料の認証サービスを暫定的に開始すると明らかにしました。
広告に頼らない新たな収入源を確保するねらいです。
認証マークの付与はこれまで著名人などに限定した形では存在しましたが、今後は一般人も含め個人は青色、政府機関はグレー、そして企業には金色のマークが与えられるとしています。
マスク氏は買収後にこれまでの有料サービスを値上げして一般の人にもマークを付与するサービスを開始しましたが、偽のアカウントが急増し、中断に追い込まれていました。
今回は人による確認で信頼性を高める考えです。
-- NHK NEWS WEB