28日の東京外国為替市場は、中国でのゼロコロナ政策への抗議活動を受けて中国経済の先行きへ懸念が高まる中、リスクを避けようと円を買う動きが出て、円相場は値上がりしました。
午後5時時点の円相場は、先週末と比べて48銭、円高ドル安の1ドル=138円30銭から32銭でした。
また、ユーロに対しては、先週末と比べて99銭、円高ユーロ安の1ユーロ=143円48銭から52銭でした。
ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0374から75ドルでした。
市場関係者は、「中国では厳しい行動制限を伴うゼロコロナ政策に対して首都・北京や上海などで大規模な抗議活動が行われ、中国経済の先行きへの懸念が高まっている。日本や中国、韓国など主なアジアの株式市場で株価が下落するなど、投資家の間でリスクを避けようという姿勢が強まるなか、外国為替市場で円を買う動きが出た」と話しています。
-- NHK NEWS WEB