ハワイ島にある世界最大とされる活火山が、およそ40年ぶりに噴火し、28日、地元当局は、島の住民に警戒を呼びかけています。
アメリカの地質調査所は、ハワイ島のマウナロア火山で27日、噴火が始まったと発表しました。
地質調査所は、ハワイ島のおよそ20万人の住民に対し「非常にダイナミックな噴火になり得る。溶岩流の位置や進み方が急速に変わる可能性がある」としています。
溶岩が噴出した場所は、住宅地などからは離れていますが、地元当局は、28日、溶岩流が流れ始めた場合に避難できるよう準備することなど、警戒を呼びかけています。
マウナロア火山は世界最大の活火山とされ、噴火は1984年以来38年ぶりです。
これまで3回、マウナロア火山の噴火を見てきたという地元の住民は「溶岩がどこに流れるのか、いつまで続くのか分からない」と心配していました。
また、観光への影響について地元当局は、ホームページで「ハワイ島にある2つの空港は通常どおりだが、運航状況はそれぞれの航空会社に確認してほしい」と呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB