北陸電力は燃料価格の高騰を受け、家庭向けの「規制料金」のプランについて、来年4月からの値上げを国に申請しました。
値上げ率はこれまでに国に値上げを申請した大手電力会社では最大となる平均で45.84%で、認可されれば使用量が平均的な家庭で1か月当たりの支払額が、これまでより2696円増える見通しです。
これは11月30日、北陸電力の松田光司社長が富山市内で会見を開いて明らかにしたもので、家庭向けの電気料金のうち、国の認可が必要な「規制料金」のプランについて、来年4月からの値上げを経済産業省に申請しました。
火力発電に使う燃料価格の高騰が続いているためで、具体的な値上げ率は平均で45.84%と、これまでに国に値上げを申請した大手電力各社の中で最も大きくなっています。
今回の申請が国に認められた場合、使用量が平均的な家庭では、1か月当たりの支払額がこれまでより2696円増え、9098円になる見通しだとしています。
北陸電力によりますと、家庭向けの「規制料金」のプランの契約数は、管内でおよそ55万件にのぼり、家庭向けの契約全体のおよそ半数を占めているということです。
-- NHK NEWS WEB