アメリカの電気自動車メーカー、テスラは1回の充電でおよそ800キロ走行できるEVトラックの納車を始めたと発表しました。
テスラは1日、アメリカ西部ネバダ州で発表会を開いてEVトラックの「セミ」をお披露目し、納車を始めたことを明らかにしました。
納入先はアメリカの大手飲料メーカーペプシコだということです。
テスラはこれまでセダンやSUV=多目的スポーツ車のEVを展開してきましたが、トラックは初めてとなります。
「セミ」を運転して登場したイーロン・マスクCEOは「構想から5年という長い道のりだったがこれは道路に革命を起こし世界をよりよい場所にすると思う」と述べました。
テスラによりますとこのEVトラックはおよそ37トンの荷物を積んだ試験走行を行い、1回の充電で500マイル、およそ800キロを走行できるとしていて、その様子を撮影した動画をツイッターに投稿しています。
EVトラックをめぐっては、三菱ふそうトラック・バスや日野自動車もすでに販売しており、脱炭素化に向けて今後、商用車の分野でもEV競争が激しくなりそうです。
-- NHK NEWS WEB