ことし生まれた子どもの名前で最も多かった表記は、男の子が「蒼」と「凪」、女の子は「陽葵」だったという調査結果がまとまりました。
この調査は明治安田生命が保険の契約者の情報をもとに毎年行っていて、今回は1万7000人余りの名前が対象となりました。
それによりますと男の子で最も多かった名前の表記は青空を表す「蒼天」の「蒼」という1字でこのほかに「あおい」や「あお」などの読み方もあります。
また、風がやみ、波が穏やかなことを示す「凪」という字も、調査開始以来、初めてトップになりました。
次に多かったのは植物の「はす」を表す漢字の「蓮」という名前でした。
また、女の子で最も多かった名前の表記は「陽葵」で、太陽の「陽」の字と植物の「葵」の字を合わせて「ひまり」や「ひなた」などと読む名前でした。
2位が「凛」、3位が詩人の「詩」の1字で「うた」などと読む名前でした。
一方、名前の読み方でみると男の子は14年連続で「はると」が最も多く、次いで「あおと」、その次が「りく」でした。
女の子は「えま」が初めてトップとなり、次いで「めい」その次が「さな」でした。
一方、サッカーワールドカップに関連する名前では、田中碧選手と同じ表記の「碧」の字が4位、堂安律選手と同じ表記の「律」は25位でした。
調査した会社は、「新型コロナの長期化やロシアによるウクライナ侵攻を背景に穏やかな自然をイメージさせる名前に人気が集まっている。また、性別を連想させないいわゆる『ジェンダーレスネーム』も増えてきている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB