料理のデリバリーを行う「ウーバーイーツ」の運営会社に対し、東京の労働委員会が、配達員で作る労働組合との団体交渉に応じるよう命じたことについて、運営会社は、不服があるとして、中央労働委員会に再審査を申し立てました。
ウーバーイーツの運営会社に対して、配達員の一部で作る労働組合が待遇の改善を求める団体交渉に応じるよう求めていた問題で、東京の労働委員会は先月、「配達員は労働組合法上の労働者にあたる」などとして、運営会社に交渉に応じるよう命じました。
これについて運営会社は、8日までに中央労働委員会に再審査を申し立てました。
理由について「労働委員会の判断は、配達パートナーの方々が重視するフレキシブルで独立した働き方などを十分に考慮しないものであると考えている」としています。
スマートフォンのアプリを通じてレストランと配達員を結ぶ「プラットフォーム」と呼ばれるシステムを利用して働く配達員に、労働組合の結成や団体交渉を認める判断は初めてで、会社側の対応が注目されていました。
-- NHK NEWS WEB