アメリカの製薬会社モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、3回目以降の追加接種ができる対象年齢が18歳以上から12歳以上に引き下げられることになりました。
モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンは、3回目以降の追加接種では対象年齢が18歳以上となっていて、モデルナが対象年齢の引き下げを申請していました。
そして8日、厚生労働省の専門家による部会が開かれ、製薬会社の臨床試験の結果有効性や安全性が確認されたとして、対象年齢を12歳以上に引き下げることが了承されました。
現在、接種が進められているオミクロン株の「BA.5」などに対応するワクチンや「BA.1」に対応するワクチンのほか従来型のワクチンも対象となります。
効果について、従来のワクチンで12歳から17歳までに行った臨床試験では、体の中で作られるウイルスの働きを抑える「中和抗体」の値が18歳から25歳までに行った臨床試験の結果と同じ程度上昇したということで、厚生労働省は有効性が期待できるとしています。
また、安全性についても重大な懸念は認められないとしています。
モデルナのワクチンの追加接種での対象年齢の引き下げは、今月中にも運用が始まる見通しです。
-- NHK NEWS WEB